書き込みテストがてら昔考えた話のあらすじ

あれ……結構細かいとこまで考えたあらすじと登場人物と舞台設定のまとめテキストファイルがどこにも無い……。誤って削除したのか!?

『トゥピリル王国軍の栄光』

 なにもかも凡庸な高校三年生の主人公。彼が唯一人と違うことと言えば、8歳まで暮らしていた中米の極小島国(人口3万人)「トゥピリル王国」のトゥピリル語を話せることぐらい。主人公が大学受験か就職かと悩んでいたある時、謎の一団を率いた少女が彼を拉致する。さらわれた先は、幼い頃暮らしていたトゥピリル王国だった。事情を聞くと、主人公の父親が王国で大失敗をやらかした挙句失踪。ならば息子に責任をとってもらおうと、日本留学中だった王女が主人公を連れ去ったのだ。6年間の奉仕活動を命ぜられた主人公が放り込まれたのは、トゥピリル王国正規軍。陸軍81人・海軍14人・空軍5人、総兵力100人という、陸海空が揃っている中では「世界最小の軍隊」(陸軍のみなら世界最小はグランド・フェンウィック大公国ってことで)。すわ地獄の訓練の日々かと怯える主人公だが、そこは戦略的価値が絶無のトゥピリル王国、形だけの訓練の他は、国のあちこちで雑用ばかり。島全体ののんびりした空気もあって、受験戦争に心身を削るよりはこうやって暮らすのもいいかもしれないと思い始めたその時、突如隣国が王国に侵攻してくる。その数、1000人。最強の兵器が50口径の重機関銃2丁というトゥピリル王国軍が取り得る戦略はただ一つ。王女をアメリカに逃亡させて国際世論を味方につけ、介入が始まるまでひたすら国民を守ること。戦時国際法を駆使し、心理戦を仕掛け、身の回りのあらゆるものを武器にして、100人の王国軍は一方的な戦いを耐え続ける。そしてついに一人の戦死者も出さぬまま、敵軍は撤退していった。戦争での働きを認められ、奉仕を免除された主人公は、王国で職業軍人になり、王女と王国を守り続けることを選ぶ。


実際に書くのはいつになるやら。