原稿は如何に批評するべきか?

 皆さんこんばんは,Cichlaです。

 先日のオフ会にて議題となった,「原稿は如何に批評するべきか?」これについて,簡単に内容をまとめました。
 参加人数が多く発言が多岐に渡ったため,フォローできていない点もあるかと思います。参加者の皆さんで,指摘がありましたらコメントをお願いします。


 まず,批評の基本方針として。
1.「コメント欄を用いた批評は適していない」この意見は全員の賛成するところでした。その根拠として,
・リアルタイム性の欠如(誤解があった場合,挽回に非常に時間と手間がかかる)
・ログが残る(外部の目を気にして率直な意見が述べ辛い)
この二点が主として挙げられました。

2.「未完成作の公開・批評はいい結果を生まないだろう」という意見が大勢を占めました。批評の影響を受けて小説の方向性が変わった場合,良い結果になる事はほとんど無いだろう,という事が主な根拠です。

3.「ネガティブな批評は望ましくない」という意見も多く出ました。『新人賞では,完成度よりも飛び抜けた一点の破壊力が重視される』というのはよく言われている事です。基本的に,批評は長所を伸ばすために行う,というのが望ましい。
(短所を改めるのはプロの編集者の仕事です,という意見が印象的でした)
 それと同時に,批評を求める側には,「叩かれても泣かない!(笑)」という程度の覚悟は必要だよね,との意見もありました。

4.「何のために批評するのか」という問いも提示されましたが,これについては議論が不十分で,合意には至っていません。

 さて,このような経緯を踏まえまして,「それでは,どのようなシステムが望ましいか」という議論を行いました。暫定解として,以下のシステムを試してみてはどうか,という意見に落ち着きました。

・投稿者が,本サイトに原稿をupする(方法は各自に任せる)
 ・原稿は,基本的に完結したものを提示する(完成稿の一部というのはアリ)
 ・批評してもらいたいポイントを簡潔に提示する(もちろん,批評はその点に限るという事ではない)
・批評の場として,メッセンジャーもしくはスカイプを使う
 ・投稿者が,批評会の日時を指定する(一週間後くらいが望ましい)
 ・投稿時に,メッセンジャーorスカイプのIDを晒す
 ・批評会の開催日時に,投稿者がホストとなってグループチャットを開設する。

 とりあえず,このような方針で何度かテストを重ねてみたいと思います。
 発案者責任として,第1回は私が提出する予定です。皆様,どうかご協力をお願いします。