作品の批評について

あくまで私見です。

自分はオフ会での批評の論議に参加していないので分かりませんが、どうも察するに「ネガティブな意見は好ましくない」というのは、これまでここで行われていた批評が基本的にネガティブな基調に偏りがちだったことを鑑みての意見であるように思います。
それついては確かに肯ける部分もあります。けなすだけ、文句だけの批評は、確かに意味がありません。こういう場における批評は本来、作品を良くするために行うものですから。
「何々がダメだ」ではなく、「何々がダメだ。ならば、こうするのはどうか」という意見をもって初めて建設的な批評といえるのではないでしょうか。

また、自分も「他者の意見を取り入れる」ことに関しては懐疑的ですが、他者の意見が必要でない、とは思いません。
みんな、好き勝手言ったっていいじゃない。「萌えが足りない」とか「アクションがない」とか「なんでわざわざバッドエンドなんだよ」とか。
それについて、「うるせー、俺の勝手にさせろよ」というのもまた書き手の自由であり、そうしたおためごかしを捨てた生の意見交換がなければ、結局は自分ひとりだけの、自分しか楽しめない作品にしかならないでしょう。