プロット練り練り中

 いつもはそんなに細かいプロットは書いてないのだけれど、今回はいつもよりもう少し突っ込んだプロットで練り練り。

 それはさておき、igana07さん、感想ありがとうございました。
 大変参考になりました。そうですねぇ、人によって色々と見方があるのだなぁ、ととても勉強になりました。
 そして、改めて哲学さんの作品は分かりにくいものが多いんだなぁ、と(笑)

 以下、少しだけ補足しておきます。

>主人公は最後までよく分からない奴でした。
 描写不足ですいません。彼は意外とフツーのちょっと不真面目な男で、でも実は意外と熱いまっすぐでちょっと短気な男です。
 それ以外は特になにもないです。(コラ)
 でも、エピソードが足りなかったですね。
 大幅にカットしたものとして、「主人公」と「幼なじみ」と、「九条先輩」と、あと存在そのものがカットされた「フルバーニア先輩」のエピソードがあり、
 まあ、全員と共通の知り合いである「フルバーニア先輩」によって、主人公と幼なじみと九条先輩のバックグラウンドが明かされていく予定でしたが全ボツになりました。
 今回の話では蛇足かなぁ、とも思ったのですが、しかしだからといって丸ごとさっくり削ったせいでさっぱりフツーの人になってしまいましたな。
 ここは哲学さんの失敗ですねえ。

>長すぎる修飾語は読み手の気分を害します。
 ああ、そうですね。基本事項なのにすっかり忘れてました。なんかその辺書いてた時、すんごく修飾詞をつけまくる作者の小説を読んでたので感覚が麻痺していたかもしれません。すぐ影響される、てダメですね。
 なるほど、プロローグの謎がとけました。
 


>魔眼も良い設定です。
 何言ってるんですか。女性ならば誰でも最上級の魔眼たる「魅了の魔眼」を持ってるんですよ(ロマンチスト自重)。
 すいません、言ってみたかっただけです。

>『九条先輩は何故主人公のことが好きなのか?』
 凄い単純な理由で、たった一つの、単純明快な理由なのですが、まあ、ヒントをばらまくだけで決定的な結論を言わせなかったのはよくなかったですかねぇ。
 ここをそのまま書いてしまうと陳腐なので、想像に任せる形にしてみたのですが……次に書き直す時があれば、そこのところをはっきりさせたいと思います。
 いや、書いてる本人からすればとても単純な理由だからわざわざ書かなくても、主人公が鈍感で気付いてないだけ的な感覚だったので。
 ええ、ただ単に描写不足ですね。すいません。
 もっと他の人との絡みを増やせば、九条先輩が主人公と他の人間との接し方で明確な違いがあることを描写できたと思いますが、まあ後の祭りですね。

 その逆に、天満橋くんが、九条先輩を好きになった理由はもっと単純です。
 人に好きって言われたら好きになるものです。名前を呼ばれたら嬉しい、と同じ。
 で、彼のキーワードは「まっすぐ」ですから、「一途」というキーワードには弱いのです。
 彼自身は一途に幼稚園から高校まで幼なじみのお姉さんのことを想い続けてたのに向こうにはカスリも思われてなかったので。
 そこで、一途に好きだなんて言う女の子が出てきたら嬉しいものです。あと、美人だとなおいい。
 しかし、先輩は絡みづらい人ですけどね!

>あと最後の方で、何故主人公達にいきなりケータイを見せて、幼なじみの話になるのかが分からない。「夏休みに会った」だけでは納得できない。
 描写不足(ry
 ここら辺、フルバーニア先輩がいなくなって「夏休み編」のエピソードがごっそりなくなってる弊害をモロに受けてますね。
 何故、今里希美が絶望していたか、とか何故初登場時泣いていたのか、とかと色々と絡んでくるんですけどまあ、哲学さんの構成ミスですね。
 二、三行くらいフォローを入れておけばよかったでする。失敗。


>最後に天使と悪魔について
 他の人と評価が逆になってて興味深かったです。
 確かにそう考えられるかも。まあ、あの天使についてはラストにもう一回見せ場がある予定でしたが、
「この物語は九条先輩とキスして終了する」
 と言う一番最初のプロットにこだわった結果です(コラ
 この物語は「先輩とキスしてEND」と半年前から決まっていたのでした。
 こういう無駄なこだわりは捨てるべきですね!(笑)

 なんにしても、非常にためになる意見でした。
 次回作に生かせたら、と思います。
 ありがとうございました。