やはり納得がいかない

 今書いてる原稿もどうにも納得がいかない。
 いや、決してつまらないわけではないのだけれど、やはり自分の思うレベルに達してない。
 軽くネタバラしをすると――。



 今書いてる話は、一人の罪を忘れてしまった少年の話。
 17歳の少年が、主人公で、髪は全て白く染め上がり、体もストレスのために成長不良で背が低い、痩身短躯の絶望に満ちた少年の話。
 彼は自分が価値のない人間だと思っている。
 なぜなら七年前に、何か罪を犯したからである。
 だが、その罪が分からない。
 10歳の時、半年間神隠しに遭い、その時の記憶が彼にはまるでないのである。
 自分がその間にどんな罪を犯したのか、それを少年は忘れている。
 だが、それでも、重大な過ちを犯したという罪悪感だけが残っている。
 果たして自分がなにをしてしまったのか。自分が何故許されざる存在なのか。
 理由も分からぬまま、ただ後悔の日々を生きる少年。
 そこで少年は二人の少女と出会う――。


序盤が面白くならない理由
1.いきなり暗い。少年が絶望に満ちた日々を送ってるとか。彼がもう一度立ち上がるのは割合早めに持ってくる予定だが、そこに至るまでに、展開が重くなる。
2.二人の少女と出会うタイミング――――いや、普通出会う少女は一人だろ常識的に考えて。
 まあ、出会う少女はヒロインと、ヒロインの相棒なんだけれど。
 なんかこの辺の要素がともかく上手く書けない。
 ページ数で言うと、15ページから面白くなる予定。
 文庫本で言うと30ページだね。そこまで読者には暗い展開を強要。酷い。
 いや、ヒロインが底抜けに明るいキャラなんで、画面上は明るいんだけど、それでも主人公が一人場面にいるせいでくらいことくらいこと。
 んー、なにかいい方法を考えないとなぁ。