原点回帰。

現在書いている物語(生涯4作目)が、途中で空中バラバラ分解しました。
100ページを越えたあたりでようやくわかった。
これだけの特殊な設定、奇妙な話を130ページに詰め込むのは無理があった。
おそらく、前、後巻に分けて、それぞれ160ページ(見開き34行)でやっと収拾がつくような話だとわかりました。130ページでは、書いている最中から窮屈でしょうがない。前作と同じだ。

よく分かった。130ページとは、自分にとっては短編なのだ。短編を書くような気持ちで、プロットを作らなくてはならなかったのだ。

以下、反省やら、感想を貰った話やら、次回作についての長話。ほんっと長い。

哲学さんには、次回作の話だけでも読んでいただけたら嬉しいです。お願いがあります。(大したことじゃ無い)


悪魔(今作の鍵となる存在)強い。設定自体が反則過ぎる。今の主人公じゃ追い詰められない。完全犯罪過ぎる。いつの間にかSF推理小説になってるし、シリアスすぎる。全然ライトノベルじゃない。シリアスすぎるので、どうやって展開してもチープになる。
シリアス過ぎると、展開が制約されるのだなあ。勉強になった。

今の自分の技術じゃ、とてもじゃないが、表現しきれない。たぶんプロットと設定の詳細を詰めるだけで、半年以上かかりそう。
さすがは一度断念した幻の2作目。前回よりはだいぶ前に進みましたが、ここで2度目の断念です。

よって今書いている話を一端封印して、一度原点に戻ることにしました。擬人化少年と万能消しゴムを書いた時も、こんな心境だった。


そういえば、擬人化少年と万能消しゴムの感想がちらほら来始めたのです。……SDの選評はまだだけど。
今のところ、皆さん「面白い」と言ってくださり、恐悦至極に存じます。

中には自分では気づかなかった指摘もあり、大変勉強になりました。

自分でも改めて読んでみて「面白いなあ」と思う(親バカ)。
今よりもキャラが生き生きとしている。
では、何故生き生きとしているのだろうか。感想や自分の作品を読みながら考え、思い出しました。
楽しんで書こう。楽しませるように書こう。ただそれだけを考えて、ページ数なんて関係無しに書いていたことを。
これだ。これなんだ! 自分が忘れていた事を、自分の作品に改めて教えられました。

ただ、いくつか気になる点もありました。展開が遅い部分がある(決してそれが悪いわけではない)。似たような展開がある。洗練されてないのが、今の自分にはわかる。
この辺が、4次落ちの原因なのかもしれない。

今の自分なら、この物語をたぶん、もっと面白く磨き上げることができる。

と言うことで現在、改稿中です。
192ページあるので、160ページまで凝縮できると良いな。
そしたら、えんため大賞に応募できますし。(今回、メールで有志に差し上げるという形式を取ったのだけれど、これって公開にあたるんでしょうか?)


ちなみに次回作についても、断念した作品についてうんうん唸っている時に、3つの作品のアイデアが閃きまして、現在2つの大まかなプロットができあがっています。
(まるで強敵と戦うほど閃き率が上がる『サガ』のようだ!)
全て現代もので、擬人化少年と万能消しゴムの世界観を舞台にしたスピンオフ的な作品です。
現代ファンタジーって、本当に展開しやすい。
今回は過去の反省を活かして、プロットを構成する設定の要素を少なめにして、キャラを存分に動かして楽しもうと思います。

それで、プロットがだいぶできあがった作品から書こうと思うんですけど、この話、アイデアの発端が、
哲学さんの三題噺『魔法使い』×『酒』×『学園』なんです。

しかも、
2009-11-22 哲学さんのお題に挑戦してみた
で、書いた人(タグがないので誰かわからない)と同じ『泥酔魔法少女』が出てきますし。
同じ『泥酔魔法少女』でも、設定はまるで違うんですけどね。

題名はもう決まっていて、
泥酔魔法少女と完全管理社会を目指す生徒会長(仮)
なんですけど、アイデア『ぱくっても』良いですか?

かなりぶっ飛んだ内容になるので、話の内容が被ることは絶対にないと言い切れます。
泥酔魔法少女という名称の使用許可だけが欲しいのです。
哲学さん、「泥酔魔法少女コルアちゃん」を書いた方、レスポンスを『できれば』で良いので、よかったらお願いします。