少年向けライトノベルレーベル新人賞

電撃文庫

概要

少年向けラノベレーベル最強らしい。作品知名度、本屋における棚の占拠率、取次サイト等の売上ランクを見ても、それは窺える。
そのためか、電撃小説大賞は、応募作が短編を含めると三千を超す難関。『図書館戦争』なども出版しているので、一般向けを狙った応募作品も多いのかもしれない。メディアワークス文庫賞の併設で、今回からさらにその傾向が強まるだろう。
ただし、最終選考に残れば、結構デビューできる。その上、新人も長い目で見てもらえる。
その分、作家が余り気味なので、今後の新人が今までどおりの待遇を受けさせてもらえるかは、未知数。上の年齢層を狙うという「メディアワークス文庫」の行方次第か。
出版元のアスキーメディアワークスは、色々あって現在角川グループ。

富士見ファンタジア文庫

概要

ライトノベルを開拓した先駆者レーベル。現在でも力はあるが、人気はやや過去作品に集まりがちか。
富士見ミステリ文庫は、多分やめるのだろう。替わりに作ったネクスファンタジア大賞は、現代縛りだが、どういうものが欲しいのか、傾向が分からない。学園異能モノ?
新人のデビューは、年に数人といったところで、一応、次シリーズまではチャンスをくれる。
出版元の富士見書房は、角川の分社だったり一部門だったりで、完全な角川グループ。

角川スニーカー文庫

概要l

角川文庫の一部門で、ハルヒを出すなど力はある。
大賞を余り出さないこと、ガンダム等のノベライズが中心であること、抱えていた作家が亡くなったこと、浅井ラボの移籍、など、良い話のないレーベルではある。その分、狙い目かもしれないが。

ファミ通文庫

概要

デビュー作が売れないと二作目は出してもらえないという恐怖のレーベル。ファミ通文庫自体は、売れている作品は結構あると思われる。よほどの自信があるのなら。
出版元のエンターブレインは、色々あって現在角川グループ。
つまり、少年向けライトノベルは、ほとんど角川系列中心だ。

MF文庫J

概要

萌え特化のレーベル。
四次に分けて三ヶ月ごとに締め切りがあることと、希望者全員に評価シートを送ることで、応募者を集めようとしている。今までのところ、新人も何作かは書かせてもらえている。
ブコメや萌え作品が書けるなら、応募するのも悪くないレーベルだと思う。

集英社

jNGP(ジャンプノベルグランプリ)

http://j-books.shueisha.co.jp/prize/
集英社ラノベレーベルには、集英社スーパーダッシュ文庫と、ジャンプ作品ノベライズ中心のジャンプジェイブックスの二つがあり、両者の関係は極めて希薄。
集英社スーパーダッシュ文庫は、ジャンプのノベライズやジャンプ作家のイラスト起用がないため、いつまで経ってもマイナーレーベルを抜けられないし、ジャンプジェイブックスは、ノベライズで食べていけるので、他のラノベ作品には力を入れていないと思われる。

小学館ガガガ文庫

概要

初期の失敗が響いているのか、特定作品以外の売上は低い模様だ。サンデー作品のノベライズと、田中ロミオと、移籍した浅井ラボのレーベル。
「とある飛空士」の成功で、多少変化があるかも、しれない。

その他(文庫)

徳間エッジdeデュアル新人賞

http://www.tokuma.co.jp/edge/09shinjin.html

概要

この辺りは、少年向けライトノベルでも新参だったりマイナーレーベル。
今後大きく成長する可能性があるかもしれないが、レーベルごと撤退する可能性もある。

その他(その他)

概要

C★NOVELSと幻狼ファンタジアは、少年向けライトノベルとはいえないか。
スクエニはやる気があるのかどうかよく分からない。
ガンガンオンラインhttp://www.square-enix.com/jp/magazine/ganganonline/)に小説を載せているので、そっちの需要があると思われるが。