TSS読了(感想)

 Philosさんの作品を読み終わったので感想を述べてみる。

 とりあえず俺が真っ先に言いたい事は、ラストバトルが読みたかった。
 せっかく神様とか出てきて、相手もハンデなしでやってくれるんだったら、結構な見せ場になりそうな気がしたので残念(トラウマとかで相手に不利な要素もあるが、そもそも実戦経験は敵の方が豊富だしちょうど良いハンデになりそうとか妄想)。
 それとスマコさんをあるじが殴って腕を折るシーン。
 実際やったことはないのでよく解りませんが、多分激突時にもっとも衝撃がかかるのは拳かと。ついでに素人の拳は骨が潰れて衝撃を吸収しにくいので余計に割れやすかったはず。ついでに素人が人差し指と中指の付け根で殴るのは難しく、空中と言う不安定な姿勢で打てばなおさら拳をきれいにインパクトさせるのは難しいと思います。
 なので腕が折れるより先に、多分手の甲の骨が砕け散るかと思います。
 後自分が気になったのは、あるじが英雄星などの説明を受けるシーン。
 正確にはそこであかねが自分の元に付く動機を理解した瞬間。
 なんと言うか、納得するのが早すぎる気が。
 前提条件がお馬鹿なのに打算とかいきなり言われても、普通は「おいおい、それはないだろ? あの馬鹿が打算とか打てる口か?」などと突っ込む気がします。
 それとスマコさん復活シーン?
 んーと、いまいちよく解らないんですが、スマコさん廃人状態?
 ともかくそんな彼女があるじの言葉で、速攻復活できたのがなんだか釈然としない気が。
 彼女にとってあるじはトラウマを与えた張本人。
 いわば恐怖の対象。
 それが自分の師の打算を打ち破るために、死にかけながらスマコさんを脅迫する姿は考えようによっては下手なホラーより怖い気がするんですが。
 理解の範囲外にあるものを人は恐れるらしいし、トラウマで精神弱ってる須磨子さんならなおさらなんじゃないのかなー、とか思ってみたり。
 いや、まぁ。これは完全に自分の主観なんですが。
 俺的にはトラウマはもうちょっと軽めにしておいて上げてもいい気がするかなー、とか。
 後言っては何ですが厨二設定(バリバリ自分もだけど)っぽいんで、いっそのこと魔法の名前とかは【スピア・マゼンタ】とかじゃなくて【天穿つ赤光の槍】(テケトー)とかにスピア・マゼンタをルビ振りとかしちゃった方がなんかいいような気もするようなしないような。まぁ、種類が多いんで、全部考えてたら面倒そうですが。
 あ、後感想言ってないですね。
 コメディ色が強く、結構面白く読めました。
 ただ自分的にはやっぱもっとアクション盛りだくさんだったり、もうちょい刺激が+して欲しい気がします(もはや馬鹿のひとつ覚えて気コメントな気がする)。

 それ以外のこまい話をする技術、能力は自分にはないので以上で感想終了。