敵役についてとか考え中

 前々から何か足りないと思っていたのですが、今日になってふと気がつきました。自分の書くものはどうも、敵役のキャラが弱い。スペックはともかく、キャラが薄い。強烈にぶつかり合わないから勢いや盛り上がりに欠けるのです。毎度毎度ストーリーが明後日の方角に蛇行するのも波のない所から強引に盛り上げようとするせいに違いない(ぉぃ
 そんなわけでニコニコを回って敵役の名シーン集的な動画をつらつらと探索していたら夜も更けていました。いつものことです。 
 所謂「筋の通った悪役」というのも書いてみようとするとなかなか厄介です。本気で正しかったなら主人公側が形無しになってしまいますし、逆に主人公側に論破されてしまうような敵役では大した魅力がないキャラで終わってしまう。ついでに言えば、キャラが魅力的であっても主人公が敵役に食われるようだと物語そのものは魅力が乏しいものになる可能性が大きいです。やはり善が悪を、悪が善を引き立てるような関係がベタですが理想でもあるのでしょう。
 その辺りについてあれこれ考えている今日。
 敵味方共に明確な信念がある場合、敵側の考えに矛盾や欺瞞がある場合、逆に味方側が矛盾を抱えている場合と、立ち位置次第で敵役の役割が違ってくるので一概に大物悪党が良いとも言えないのがややこしい所。というか、キャラそのものの個性よりも主人公との関係の方が重要なのかも。