構想覚書2

眠れないのでチラ裏その2。

一晩あーでもないこーでもないと考えた結果、ストーリーの骨組みみたいなのが見えてきた気がする。

舞台は中世末期を下敷きにした異世界
主人公は戦争を生業とする傭兵。
主人公の属するA国は、B国との戦にやぶれ、主人公は敗残の兵となる。
傷つき、仲間ともはぐれ、さまよう主人公は、森の中でひとりの少女と出会う。
その少女は、実はA国の王女であり、主人公は王女を敵国の手から守って、安全なところまで(例えばA国王の所など)送り届けることとなる。
最終的に、ふたりは目的を達成し、めでたしめでたしとなる(ふたりの関係がどうなるかは、色々と選択できるだろう)。

さて、頭に浮かんだもやもやしたものを、こうして字にあらわしてみると、あちこちに不備というか、不明な点が多いのがよく分かる。
・なぜA国とB国は戦争しているのか
・なぜ王女は(安全な城や街なのではなく)そんな変な所にいるのか
・なぜ主人公は、王女を助けるのか。主人公がそれをやらねばならない必然性はなにか

特に最後の部分は、本当にしっかり煮詰めないと大変なことになるだろう。クーンツを初め、多くの作家が「登場人物の行動にはリアリティがないとダメだ」と口をそろえているのだが、そのリアリティを出す手段とやらを具体的に教えてくれないのだから困る。

主人公と姫が出会い、行動を共にするのは、作者と作品の都合であって、登場人物たちの意思ではない。この部分をおろそかにすると、彼らの行動自体が取ってつけたような、非常に薄っぺらいものになってしまう。

では、どうするべきか・・・と考えて何も思い浮かばなかったので、とりあえず次回に続くことにする。