読まなくては、書けない。

読まなくては、書けない。

 こんばんは。皆様順調に書き進められているようで、ご同慶の至りです。
 わたしは、といいますとこれが、名乗りを上げた時点から停滞しています。どの賞に応募するか考える以前の段階、自分の書く文字列がどうしても「小説の文章」になってくれないのです。
 パソコンに向かっては、エディタで数ページ分書き進めていやになる、という繰り返し。
おまえは10年前、たしかに書けたはずだ……。と自問自答していて、ふと思い当たったことがあります。
”最近、読んでないじゃないか”
 たしかに、このところは小説よりも新書本やノンフィクション関連を読むことが多く、小説を読むかわりにアニメ化されたものを観て満足したり、という状態でした。
 思い出せば当時は「傾向と対策」ということで、一日何冊もばりばり読んでましたから。諸般の事情で暇だった、ということもありますが。
 
 以前読んだ本で「ペン・シャープナー」という言葉があることを知りました。「文章のカンを鈍らせないために読む本や、原稿を書く前に読むお気に入りの文章」というものだそうです。やはり小説を読んでいないと、小説の文章のリズムというのはつかめないようです。
 というわけで、手始めとして乱読を再開しようと思います。通勤時間とか手すきの時はとりあえず本、それも小説を読んでいようと。そうして自分の脳を「小説モード」にすればきっと書ける、そう信じて。

 ではまた。