一章の上がりとコメントのこと

 「メタブ!」第一章、百四十六枚が上がりました。予定より三十ページ増えて、三日遅れた。

 遅れた原因について考えてみる。なぜページが増えたのか?
 おそらくいつもよりも「完璧に仕上げよう」という意識が働いたからだと思います。
 冒頭部分をこちらに上げて、指摘された部分はいつもなら全部書き終わって一月置いたあとの推古で気付くような部分だった。「なるほどすばらしい。しめしめ」と思いながら直すと同時に、執筆速度が目に見えて落ちていた。丁寧に書きすぎたのだ。

 北さんが十二日のエントリで言っておられた。
>いま怖いのは、みんなでちょっとずつ文章を出し合って、ちょこちょこと書き直して、なんか書けなくなることです。
 という部分が大当たり。少なくともそこから後ろは自分の文章ではありませんでした。それに気付いて心を入れ替えるのに一日、書き直すのに一日、結果として増えた部分に一日かかったというわけです。
 どんなに的を射た指摘であっても。受け取る側がしっかりしていないと毒になる。と同時に自分がしている指摘が必ずしも相手にとって良いことではないと再認識した。
 正しい指摘も謝った指摘も、称賛も罵倒も、きちんと自分の肥やしにしたいです。