心に残る話を作りたい

 ニコニコ動画でリーチャさんの動画とか見て感動したりしつつ、
「くそっ! 相変わらず自分より年下でおもしろい話を書くヤツがなんて多いことよ!
 なにしてんだ自分! もっと本気出せよ! 熱くなれよ! 立ち止まってんじゃねぇぞっ!」
 とうだうだとじたばた寝転がったり……。
 どうも、哲学さんは今日も元気です。哲学さんよりおもしろい年下が多すぎて嫉妬全開になるのも日常です。パルパルパルパルゥ(←嫉妬音


 それはそれとして、やはり、物語は人の心に何かを残したいと思う。
 おもしろい作品は何年でも心に残ったりする。おもしろくなくても残ったりもする(笑)
 今日、ふと思い出したのが「Continue」と言う漫画。
 『D.Gray-man』の星野桂先生のジャンプでの初読み切りなのだけれど、なんだか凄く印象に残っている。
 あらすじとしては、宇宙人が主人公の男の子に寄生して無敵の力を与える。ゲームみたいな力を手に入れてはしゃぐ主人公。しかし、その力は「千年伯爵」という悪者を倒すための力。主人公はどんな打撃を喰らっても再生するし、何度でも立ち上がることができる。だが、敵も同じ力を持っている。
 そして、親友にも裏切られ、戦ってボロボロになって、体中が痛みに蝕まれ、主人公はもう生きるのが嫌になってくる。
 主人公が貰った無敵の力は、本人が諦めない限り力が沸いてくるというもの。生きる希望を失ったらそれまで。
 ゲームみたいに何度でも何度でもコンテニューできる。けど、コンテニューする意志がなければそこでゲームオーバーなのである。
 でも、コンテニューしても嫌なことばっかりである。普通の人間なら早くやめたいと思うところである。
 しかし、それでも彼に力を与えた宇宙人は言うのである。

「それでもコンテニューだよ、太洋くんっ!」

 この一言が好き。
 あの話を読んでから何年も経ってるけど、この「それでもコンテニューだよ」と言うフレーズはずっと頭に残っている。(しかし、間違って記憶している可能性もある(爆))
 ああ、そんな読者の心に残る話を書きたいものだ。





 とは思うものの、読者の心に感動を残したいという欲望と同時に読者の心に軽いトラウマも残したいと思うから哲学さんはいつまで経ってもエンターテイメントに徹しきれないところがあるのである。
 トラウマは残さなくていいだろう……常識的に考えて。
 次回作は……そんなウザイところは隠せたらいいなぁ……と思います。(目線を逸らす。