ノリと勢いで参加した人間の日記

小説を4月に入ってからまったく書いておりません。
いま何をやっているかというと、小説を書くためのツールを作っております。
まるで試験勉強の前になると掃除を始める子供みたいですね。けどそういうの大事。
 
なんとなくログを軽く追ったんですが、長所とか短所とか難しいですよね。
人間、完璧ではありませんから、ある創造物の長所を伸ばすと短所が顕在化し、短所を無くすと長所もなくなる、なんてこともざらです。
プログラムなんて分かりやすくて「精度をあげたら使い物にならないほど重くなった。打つ出し脳」なんてね。
 
なんていうんでしょうね。諸行無常? 盛者必衰?
「良いもの」なんて気楽に言いますけど、まぁ難しいですよ。
ものごとには測度ってもんがありますからね。物差しはひとつじゃない。
測度の問題で本当にややこしいのは、「成果物」がでてから、測るための物差しが出てくるのが大抵ってことです。
 
私の経験ですと、創作的な行為に関して「後付物差し」をやっつけるために重要なのは、指標を先に作っておくことです。
指標は量的に測れるのが理想なんですけどね。1moeとか。
小説だと統計とらないと定量化できないんで、テキトーで良いんですけどねー。
あ、話ずれました。
 
この指標ってのは、小説だとなんだろね? って考えてみると
「コンセプトの強度」みたいなもんなんじゃないでしょうかね。
「エンターティメントとしてどのように楽しませたいか」の出来・不出来。
「テーマ叙述としての論理的な積み重ね」の出来・不出来。
そういうものですよね。最初にそれだけははっきりと言語化して決めておく。
 
そしたら「コンセプトの強度」を高めるための「コストとパフォーマンス」として、すべての要素を見れるわけですよ。
 
そんなわけでしがないサラリーマンはまた日常に埋没してきます。お疲れ様でした。たまに見に来ます。作品のレビューにいつか顔を出せたらいいなぁ。